開梱セットアップ
レジンをレジンVATに注がれますと、機器の交換を受け付けることができなくなります。
あらかじめご留意いただいた上で作業をすすめてください。
本体納品時の梱包状態
セットアップの流れ
Step.1開梱~設置
② カバーを外し中の緩衝材、アクセサリーボックスを取り出します。
③ レジンVATとLCDパネルの保護フィルムを剥がします。
④ ACアダプタを接続し、電源コンセントに差します。
⑤ 電源スイッチをオンにし、言語設定等を実施します。
※以下のような症状が生じていた場合は、作業を中止してお問い合わせフォームからお問い合わせください
Step.2LCDテスト
① LCDパネル上にA3紙を置きます。※保護メガネを着用してください。
③ 光っている個所に欠け等がないこと、黒い部分で光が透過している点が見えないことを確認します。
※以下のような症状が生じていた場合は、作業を中止してお問い合わせフォームからお問い合わせください
Step.3水平調整
① プラットフォームを取り付け、プラットフォームの側面ネジを緩めます。
④ プラットフォームを軽く抑えつつ、プラットフォームのネジを締めます。
⑤ プラットフォームを上昇させ、A3紙を取り除きます。
Step.4レジン注入
② レジンをレジンVAT内のMAX線を超えないよう注意して注ぎます。
機械操作方法
ソフトウェア操作
操作方法
メイン画面
印刷データ取り込み
② 造形エリアに造形データが取り込まれたことを確認します。
造形データの配置
① 移動、回転、スケールを使用して造形エリア内に収まるようにデータを配置します。
② 造形エリアに造形データが収まっていることを確認します。
サポートの取り付け
② サポートの状況を確認し、不足個所があれば追加します。
スライスデータの作成
② 保存を押して作成されたスライスデータを保存します。
レジンパラメータ
後処理方法
後処理を実施する際は必ずニトリルグローブをご使用してください。※臭いが気になる場合はマスクをご使用ください。※レジンが跳ねる恐れがございますので、汚れても良い服装でおこなってください。
② スクレーパーを使用し造形物をビルドプレートから取り外します。
Castable Resinの場合
後処理を実施する際は必ずニトリルグローブをご使用してください。※臭いが気になる場合はマスクをご使用ください。※レジンが跳ねる恐れがございますので、汚れても良い服装でおこなってください。※グリセリンを使用することにより、二次硬化を促進させます。
① スクレーパーを使用し造形物をビルドプレートから取り外します。
② 洗浄液を入れた容器でしっかり洗浄します。(洗浄は30秒以内におこなってください)
④ ガラスの容器にモデルを入れ、モデルが完全に浸かるまでグリセリンを入れます。
⑤ 二次硬化ユニットで容器ごとキュアリングをします。(30分間)
⑥ モデルを軽く押してしっかり硬化されていることを確認します。(必要に応じて再度二次硬化をおこないます)
⑦ 水を使用して、しっかりグリセリンを落とします。
⑧ しっかり乾燥をさせて完成です。(エアーを使用するのも効果的です)
消耗品交換
LCDの交換
① 電源を落とし、本体カバー、ビルドプレート、レジンバットを取り外します。
② 機器フロントケースを固定している側面のネジ10本を外します。
③ フロントケースをゆっくり引き出す様に開けます。※ディスプレイ配線が繋がっていますのでご注意ください。
④ フロントケースからメイン基板に接続されている配線をすべて外します。※ケーブルコネクタの爪を破損しないように注意してください。
⑤ メイン基板に接続されているLCDパネルのFFCケーブルをコネクタから外します。※ケーブルコネクタの爪を破損しないように注意してください。
⑥ LCDパネルを固定しているテープを剝がします。
⑧ LCDパネルに接続されているケーブルを取り外します。※ケーブルコネクタの爪を破損しないように注意してください。
⑨ 新しいLCDパネルにケーブルを取り付けます。※コネクタのクリップを立てている状態でしっかりとケーブルを差し込み、最後にクリップを倒しケーブルを固定します。
⑫ 基板のケーブルコネクタを立ててから、基板にケーブルをしっかりと差し込み、爪を倒して固定します。
⑬ フロントケースの配線を基板に差し込みます。※フラットケーブルは基板のコネクタを立ててからしっかりと差込み、爪を倒して固定してください。
⑭ フロントケースを取り付けます。※配線を挟み込まないよう注意してください。
※以下のような症状が生じていた場合は、作業を中止してお問い合わせフォームからお問い合わせください
フィルムの交換
④ 取り出したフレームを裏返し、見えているネジをすべて取り外します。
⑤ フレームを取り外し、レジンバット本体と共にあらためて清掃します。
⑥ 新しいフィルムをフレームに挟みます。※フィルムがたわみすぎないように注意してください。※フィルムは光沢の強い面が造形物側になるよう注意してください。
⑦ フィルムがたわまない様注意しつつネジを締めます。※ネジは対角に止めます。
⑧ フレームをレジンバットにはめ、ネジを締めます。※ネジは対角に止めます。
⑨ 余ったフィルムをフレームの外苑に沿って切り落とします。
⑩ フィルムにきちんとテンションがかかり、ヨレや傷が無いことを確認してください。※水を入れてしばらく放置し、漏れが無いことを確認してください。
メンテナンス
Z軸清掃・グリスアップ
③ パーツクリーナ―(防さび剤等が含まれていないもの)等を染みこませた布でZ軸のレール、シャフトを清掃します。(推奨パーツクリーナ―:WD40)※この際、Z軸を10mm程度ずつ上下させ、レール・軸受け内のグリスもしっかり清掃します。
④ Z軸レール、シャフトにグリスを塗布します。(推奨グリス:レール/NSK製AS2、シャフト/NSK製LR3)
レジンバット清掃
② 茶こしなどでレジンバット内のレジンを濾しつつ回収します。
③ レジンバットをアルコール等にて清掃します。※擦らないように注意してください。※レジンバットをアルコールに漬け込むのはNGです。
④ レジンバットのフィルム状態を目視で確認します。
LCDパネル清掃
② LCDパネル表面を擦らないように注意してアルコール等で清掃します。
③ LCDパネル表面にてレジンが固まってしまっている場合、アルコールを染みこませたキッチンペーパーを被せ、しばらく放置します。塊が溶けたら、吸い取るようにレジンを除去してください。※絶対に擦らないでください。
本体・カバー清掃
② 本体、カバーについているレジンをアルコール等で清掃します。
③ レジンが固まってしまっている場合、アルコールを染みこませたキッチンペーパーを被せ、しばらく放置します。塊が溶けたら、レジンを除去してください。
再梱包
再梱包の流れ
Step.1清掃~緩衝材取り付け
① 付属品、ビルドプレート、レジンバット、電源コードを取り外します。※ビルドプレート以外は特に指示の無い限りお手元で保管してください。
② ドアハンドルを取り外します。※失くさないようお手元で保管してください。
④ 緩衝材を取り付けます。※がたつきが生じる場合、隙間に何らかの緩衝材を追加してください。
Step.2箱詰
ご利用時の注意
造形失敗時の対応について
- 造形失敗時につきましては、必ず“VAT Cleaning”を実施してください。
- VATからレジンを抜き、フィルムの状況の確認と清掃を実施してください。
※ VAT内のレジンに浮遊するカス等により、印刷不具合やフィルム・LCD損傷の危険があります。
レジン回収
- VATからレジンを抜き取る際には必ずフィルターで濾してください。※
- 未使用のレジン(印刷を1度も実施していないもの)と使用済みのレジン(VATから回収したもの)は混ぜないようにしてください。
※ VAT内のレジンに浮遊するカス等により、印刷不具合やフィルム・LCD損傷の危険があります。
VATクリーニング
- 丈夫な紙、布などをVATフィルムにしっかり接触するように浸してから、“VAT Cleaning”を実行します。
- “VAT Cleaning”による露光終了後、浸した紙(布)の端を引っ張り、露光により固まったレジンを除去します。
- VATフィルムにスクレイパーを当てて硬化したレジンを除去する行為は絶対にしないでください。
※ フィルムを高確率で破損します。※ フィルムの破損はレジン漏れによる重篤な不具合につながります。
VATの清掃
- VAT本体を丸々液槽に漬け込むことは絶対にしないでください。
※ ネジのサビ等の問題の原因となります。
- 清掃には95%以上のアルコールやIPA等をご使用ください。
※ ネジのサビ等の問題の原因となります。
- 水気の除去の際は吸い取るようにキッチンペーパーや柔らかい布をあててください。
- 強く擦るようなふき取り方は絶対にしないでください。
※ フィルムの破損、傷等の要因となります。
- VATに硬化しているレジンが残っている場合、アルコールやIPA等を染みこませた紙(布)などでしばらく覆い、溶かしてからしっかりと除去してください。
- VAT上に硬化したレジンを残さないでください。
※ 印刷不良やフィルム・LCDの損傷の要因となります。
造形物の取り外し
- ビルドプレートと造形物の間に出来るだけ水平にスクレイパーを差し込んでください。
- ビルドプレートに傷が入らないように注意してください。
※ ビルドプレート表面の大きな傷は印刷不良やフィルム・LCD破損の要因となります。
- ビルドプレート表面は常に綺麗な状態を保ってください。
- ビルドプレート表面に硬化したレジンや造形物が付着した状態は避けてください。
※ 印刷不良やフィルム・LCDの損傷に繋がります。