formlabs 3Dプリンター デュラブルレジン

高強度なポリエチレン（PE）の物性を再現

デュラブル（Durable）レジンは、プラスチック製品の中で最も多用されるポリプロピレン（PP）の物性を再現した、
Form3/Form2 3Dプリンター専用のエンジニアリング用樹脂です。

ポリプロピレンは優れた強度を持ち、汎用樹脂の中では最も耐熱性が高く、耐久性にも優れる樹脂素材です。
デュラブルレジンはこのポリプロピレン（PP）が持つ物性を再現するだけではなく、ポリプロピレン（PP）ならではの光沢のある表面を再現することにも成功しました。
ポリプロピレン（PP）が多用される一般消費財の造形に最適な素材です。

高い強度と耐水性、光沢のある表面

デュラブル（Durable）の特長は、比較的低係数において高い衝撃強度を発揮する樹脂として設計されています。
また、耐水性に優れ、低摩擦での耐摩耗性にも優れた特性を発揮します。 更に見た目はポリプロピレン（PP）の特長でもある光沢のある滑らかな表面仕上げが可能。
耐摩耗性の稼働パーツから、美しい質感が求められるエンドユースパーツの造形に最適です。

一般消費財から自動車用パーツまで

ポリプロピレン（PP）は、その滑らかで美しい表面と同時に、一定の強度や耐久性、耐水性を持つことから、幅広い用途で使用されています。
デュラブル（Durable）を使用すれば、包装材から容器、コップなどのキッチン周りのプロダクトから文具、ケースといった日用品、
更には自動車用パーツなどの工業製品のプロトタイプも作製することができます。

安全な取り扱い

樹脂は直射日光に晒されない冷暗所で保管するようにしてください。
formlabsの3Dプリンターの最適な運転温度は、18～28℃です。最適なプリントを実現するためには、樹脂もこの温度の範囲内で保管してください。

樹脂が入った容器は、常にキャップを締めた状態にしておいてください。
また、火元からも遠ざけてください。さらに、保管している樹脂を月に一度、軽く振っておくと、色素が沈殿するリスクを軽減できます。
プリントを開始する前も同様に、色素の沈殿を防ぐために、樹脂を撹拌するかタンク内に充填した後でまんべんなくかき混ぜるようにしてください。

formlabsの樹脂は安全面に最大限配慮していますが、お使いになる際は、一般的な接着剤や家庭用洗剤を使用する時と同様の注意が必要です。
揮発性の溶剤は含まれていないため、特別な換気は必要ありませんが、皮膚への接触は避けることをお薦めします。樹脂の取扱い方法の詳細については、formlabsが発行している製品安全データシートをダウンロードするか、オンラインで樹脂メンテナンスのヒントをご覧ください。