ロストワックス鋳造専用
キャスタブルワックス(Castable Wax)は、Form3/Form2 3Dプリンター専用のレジン材料で、ロストワックス鋳造専用のレジンです。
ジュエリー鋳造用のワックスモデルを設計データから直接作ることが可能です。本物のワックスを20%配合することで、焼失性を8時間に短縮しました。
Form3/Form2のキャスダブル・ワックス・レジンは、デジタル化によってジュエリー産業に革新を起こすツールです。
ジュエリーの製法であるロストワックス鋳造を大幅に効率化し、高精細な製品開発をデジタルデータによって可能にします。
これまで手作業やシリコン型によって作られていたワックスモデルを、より高品質に、効率的に作ることができます。
蝋を20%配合。二次硬化なしで素早く焼失
キャスタブルワックスレジンは、鋳造プロセスを更に効率化させるために開発されたレジンです。
ロストワックス鋳造で使用される蝋を20%配合することで、従来のワックスモデルに近い性能を発揮することができます。
この材料は、洗浄後、二次硬化せずにそのまま鋳造に移れ、短時間で灰を残さず完全に燃え尽き、鋳造プロセスを効率的に進めることができます。
従来のキャスタブルレジンよりも短い8時間で焼失することが可能です。
多彩な形状に対応。高精細から大きいモデルまで
キャスタブルワックスレジンでプリントしたパーツは、アクセサリなどに求められる高精細なモデルから、もっと寸法が大きく、厚みのあるモデルまで、あらゆる種類のデザインを正確に印刷することができます。 また、インベストメント鋳造に最適な万能材料で、初期の試作品やプロトタイピングデザインに使用できる十分な強度を持っています。
対応積層ピッチ | 25ミクロン、50ミクロン、100ミクロン |
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推奨使用期間 | 24カ月 |
Form Washによる洗浄時間 | 10分 |
Form Cureによる二次硬化 | 無し |
対応レジンタンク | フレキシブルレジンタンク(Form3) レジンタンクLT(Form2) |
主な用途 | 鋳造用ワックスモデル |
安全な取り扱い
樹脂は直射日光に晒されない冷暗所で保管するようにしてください。
formlabsの3Dプリンターの最適な運転温度は、18~28℃です。最適なプリントを実現するためには、樹脂もこの温度の範囲内で保管してください。
樹脂が入った容器は、常にキャップを締めた状態にしておいてください。
また、火元からも遠ざけてください。さらに、保管している樹脂を月に一度、軽く振っておくと、色素が沈殿するリスクを軽減できます。
プリントを開始する前も同様に、色素の沈殿を防ぐために、樹脂を撹拌するかタンク内に充填した後でまんべんなくかき混ぜるようにしてください。
formlabsの樹脂は安全面に最大限配慮していますが、お使いになる際は、一般的な接着剤や家庭用洗剤を使用する時と同様の注意が必要です。
揮発性の溶剤は含まれていないため、特別な換気は必要ありませんが、皮膚への接触は避けることをお薦めします。樹脂の取扱い方法の詳細については、formlabsが発行している製品安全データシートをダウンロードするか、オンラインで樹脂メンテナンスのヒントをご覧ください。